甘酒

江戸時代の甘酒売り(『守貞漫稿』より)

★ 甘酒の特徴
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江戸の庶民を支えた真夏の総合栄養剤
 
甘酒は夏の暑さ対策に最適な総合栄養ドリンクです。ビタミンB1、B2、B6パンテント酸といった天然型吸収ビタミンや、すべての必須アミノ酸を麹菌が作って米麹に残し、さらに大量のブドウ糖を含んでいます。
 

★ 甘酒の材料
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炊いたご飯:ご飯茶碗1〜3杯
米糀:ごはん茶碗1杯
水:ごはん茶碗7杯
※ 糀とご飯の量は同量でも、とても美味しいです。
 
★ 甘酒の作り方
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1:ボウルに材料を入れよく混ぜる
 
2:電気炊飯器に1を入れて、保温ボタンを押し8時間くらい置いて出来上がり
 
※ 保温状態は炊飯器の性能により異なるので、隙間を開けるなど工夫して下さい。
 

★ ワンポイント
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焼き米で甘酒
 
日本の各地で古くから保存用や携帯用に作られてきた「焼き米」。この「焼き米」で甘酒を作ってもとても美味しく出来上がります。イザという時には、糀と焼き米で作る甘酒で栄養補給をしてください。
 
 
引用──発酵は力なり〜食と人類の知恵(講師:小泉武夫 NHK人間講座)